新年度になりました。

大雪の冬もやっと終わりを迎え、春が感じられる時期となりました。新年度が始まり数日が経過しています。現在すいっちは春休みが明けたの児童達とともに新年度をスタートしています。

児童達は環境の変化にとても敏感になっており、クラス替えや担任の先生が変わったり、進学して学校が変わったりと色々な変化の渦中にいます。そんな児童達を日々支えている保護者の皆様もとても不安や心配事が増える時期かと思います。

新年度の初めはすいっちでは学習支援ではなく、心理支援に重きを置いて、個人面談や対話を重視しています。プログラムでは遊戯療法や集団でのコミュニケーション練習を多く取り入れています。

まずは環境に慣れ、落ち着いた日常生活に入り、マイペースを取り戻してから徐々に学習支援やSSTに入っています。小学校1年生で考えるとまだ気持ちの準備ができていない4月中は学習支援を無理には行いません。慣らしといってプリントをすることもありますが、基本的には勉強嫌いを作ってしまう可能性が高まるので行いません。

よくプリントにかわいいイラストが多く載っているものを使ってしまいがちです。取り組む子が好きなキャラクターのドリルは気持ちを高めるためには効果があるかもしれません。しかし、そうではないイラストは発達障害の子は気が散ることが多くあります。するとせっかく学習の能力が高い子も取り組む姿勢が崩れやすくなってしまいます。

保育園や幼稚園では楽しく可愛いイラストのプリントが多いですが、学校に入ると急に関係のないイラストはなくなります。すいっちの学習支援担当の中では、1年生は算数ブロック、イラストカードのような視覚教材で理解を始めてから読み書きへ移行するようにしています。

また一年多くの児童達の発達、成長のサポートができるよう職員一同頑張ってまいります!