すいっちでは個別療育にも力を入れています。今月は学習支援と心理についてです。
新年度が始まったと思ったらもう1学期の終わりが近づいてきており、中学生たちは期末テストに大忙しです。特に中学校1年生は小学校と中学校の変化に徐々に慣れ始めてきた頃でしょう。最近すいっち内で中学生たちが口にしている不満。「ワーク提出なんて急に言われてもさぁ。やれって言われてないし」…これにため息をついて呆れている大人も多いでしょう。小学校までは先生が進度を確認しながら「今日はドリルの〇ページが宿題です」と進めてくれていたのに、中学校に入ると急に「ワークは自宅で自習に使いなさい」といわれます。すいっちに通う子に共通しているのが「やりなさいと言われてないのにやらないといけない(やってもいい)のか?」という疑問です。
中学校に入ると自己判断や自主性が重んじられるようになります。わからないことは聞きなさいというスタイルです。しかし環境の変化に敏感な子はこういった急な大人の態度の変化に戸惑い、ストレスを抱えてしまいます。保護者の方も「中学生なんだから!」という気持ちになってしまうかもしれません。しかし子どもからすると「なんでいきなり突き放すの?どうしたらいいの?」となっています。しかし思春期も始まり「わかんないよ!おしえてよ!」と甘えが出せず苦しんでしまいます。
すいっちでは中学生たちにこそ個々にしっかりと声掛けをしたり、個別面談を手厚く行っています。学習支援が個別指導になるのでそのタイミングで雑談がてら悩みを聞き出してみたり、空気が重いと感じたら学習をストップして、中学生同士で雑談ができるような集団ワークを取り組んだりしています。
5月に雑談と称して思春期の心の変化、反抗期や不安について話をしました。職員は「興味ない。つまんない。」といった空気になるのかなと思っていましたが「だから私イライラするんだ!」「俺はこんなときリラックスしてる」と楽しんでくれ、終了後はすっきりした様子が見られました。
すいっちでは他にも様々な取り組みを行っています。もしご興味や見学希望などありましたらいつでもご連絡お待ちしております。