勝ち負けのあるゲーム

SST

すいっちでは、勝ち負けのあるゲームに取り組むプログラムの時間を設けています。

目的は『勝ち負けがある場面で過剰に相手を煽ったり、負け惜しみを言って場の空気を悪くしたりしない』というマナーを身に付けることです。

日頃は友達と仲良くコミュニケーションを取れるのに、勝ち負けがある場面になると口調や態度が悪くなってしまうケースが見られます。

勝負に熱くなるのは、それだけ真剣に取り組んでいる証拠で、必ずしも悪いことではありません。

ただ、勝ち負けにこだわりすぎて攻撃的な態度をとってしまうと、お友達と楽しく遊べなくなってしまいます。

子ども達は勝ち負けのあるゲームに何度も取り組むうちに、勝つ日もあれば負ける日もあることを学び、負けることにも慣れてきました。

すると負けるたびに大泣きして落ち込んでいた子が、気持ちを崩さず勝負を楽しめる機会がグッと増えました。

こうしてゲームに取り組むことで、その他にも色々な力が身に付きます。

ルールを把握する力を育んだり、初めて取り組む子にルールを説明をする経験で伝わりやすい伝え方を学んだり、カードを配る微細運動で手指巧緻性を高めたり、と様々な効果が見込めます。

勉強の合間の息抜きとして、子ども達は楽しみながら取り組んでいる集団活動のゲームですが、実はこんなに色々な力を育んでいるのです。